全校の出来事

しなやかさ

 大規模な自然災害や新型コロナウイルスなどの新たなウイルスの発生、社会経済などの急激な変化など、私たちの想定をはるかに超える様々な出来事が起きています。

 進化論で有名なダーウィン氏が、「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」と言っています。

 このような著しい変化が起こる時代こそ「しなやかさ」が求められると思います。

 しなやかさは、変化対応力・適応力・順応性も含まれ、社会や環境の変化に対して、素早く柔軟に適応し、新しい状況に対応できる力と考えます。

 まわりの人から「しなやかな人ですね。」と言われて、いやな気はしないかと思います。

 さて、「しなやか」は漢字で表すと、「撓やか」で、「たわむ」という意味があります。「たわむ」とは、「他から力を加えられて弓なりに曲がる。しなう。」を意味し、ここから転じて、「しなやか」という言葉が生まれたようです。

 辞書では、① 弾力があってよくしなうさま。② 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。③ 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。と記されています。

 弾力があり、よくしなるということは、どんな環境・状況にも自分を合わせることができるとともに、自分としての芯を持って対応できると捉えることができます。

 そんな所作や生き方ができるとよいですね。